日本語教育・実技指導

日本語の教育も独自カリキュラムを導入
4ヶ月でN3(日本語能力試験)取得を目指し独自カリキュラムを採用しています。

※現実は4ヶ月~6ヶ月でN5、N4レベルですが、目標に向け教育品質の向上を常に実践します。

主に3点、会話、聴解、語彙量、
話す聞く日本語ではなく、相手に伝える力、相手の気持ちを聴く力を養っています。

1ヶ月目 ・日本語の仕組みと構造を理解する。・日本語の徹底した基礎力
・ひらがな、カタカナ読み書き。・5つ母音と発音を反復し記憶。・日記を習慣づけ。
2ヶ月目 ・2ヶ月目の終了目標は簡単な文章構成能力の取得。徹底した基礎力強化の継続。
・簡単な文章を作れる。・日常会話の応対。・聴解力をシャドウイングし会話力の強化。
3ヶ月目 ・3ヶ月目の終了目標はN5。・日本語の応用力を実践で磨く。
・文章構成力・会話力・聴解力・発音力・語彙力・各種基礎の伸び増加を促す。
4ヶ月目 ・4ヶ月目の終了目標はN4。・実習現場を意識した日本語の実践。
・会話力・聴解力・発音力・語彙量・専門用語・地域の方言。・即戦力化の準備。

1ヶ月目は、ひらがな、カタカナ、日本語の簡単な仕組みと構造を教育します。

特に母音の正しい発音を徹底的に練習。最初は特にルールに厳しく指導。大きな声で挨拶、時間厳守、ルール意識を中心とします。最初の1ヵ月は、最も大切な時期です。この1ヶ月で、その後の実習生の運命が変化します。スタッフ一同一所懸命に指導を行っています。また毎日のテストと週間テストを繰返し、採用者と補欠を競わせ競争意識と危機意識で必死に頑張らなければいけない環境づくりを実践してます。

2ヶ月目は、更なる基礎力の強化に充てています。

ひらがな、カタカナは、毎朝5分テストを実施、出来なかった実習生は宿題。毎朝の習慣とする事で、1ヶ月目に記憶したひらがなカタカナを身体で覚えさせます。1ヶ月目で学習した事を積み上げていくので、実習生のひらがなカタカナの定着度合いには自信があります。そして、簡単な会話や本格的な聴解の練習は2ヶ月目から開始します。ロールプレイを行い、実際に会話する楽しさを味わいながら興味を持続させ学習させます。また一日の終わりに毎日の復習テストを実施しています。その日に学習した事を復習テストとして実施するので、各実習生の学習進捗度を毎日測定しています。もちろん復習テストでダメだった部分は宿題として実習生に負荷を与えます。とにかく環境づくりに最も気を使っています。

3ヶ月目からは、日本語の応用力を実習現場をイメージし実践します。

命令形、現場を想定しロールプレイ、実習現場で使う専門用語。3ヶ月目から実践的な日本語教育をします。1ヶ月目と2ヶ月目で強固な日本語の基礎を築き上げ、3ヶ月目から日本実習を意識し実践的な指導に移ります。現場を意識した日本語が中心。地方の方言も教育します。方言が強い地域は事前に方言を教えると、受入企業に好感を持って接してもらえます。企業でよく使われる言葉について熱心な受入企業は動画を弊社に持参します。即戦力化は、全ての人の協力が必要です。

クラス分けテスト

1ヵ月に一度、クラス分けテストを実施。理解度の測定が目的。本当の狙いは競争意識を刺激する事。実際にテストを実施すると、上のクラスに上がった実習生、下のクラスに下がった実習生、点数と足きりで結果が明白。結果を真面目に受け止める良いライバル意識が生まれます。さらに、学習度でクラス分けを行います。教える側も効果の高い教育方法を採用できます。学習度合いに分けて弊社では3つの段階にクラスを分けています。1クラスの定員は25名で、各クラスには担任が付きます。

AクラスBクラスDクラス 3クラス制

Aクラスは、上位25名。応用力を実践するクラスです。Bクラスは日本語の基礎力を強化するクラス。ひらがなカタカナは勉強できるけど、まだ定着度合いが緩い実習生。Dクラスは、最初の1ヶ月。クラス分はDからBクラス、BからAクラス、段階的にしかクラスは上がりません。クラス分けテストは月に1回しか実施しません。実習生たちはテストを強く意識します。

Aクラス a%e3%82%af%e3%83%a9%e3%82%b9a%e3%82%af%e3%83%a9%e3%82%b9
Bクラス b%e3%82%af%e3%83%a9%e3%82%b9img_2171
Dクラス d%e3%82%af%e3%83%a9%e3%82%b9img_2166
教科書一覧
シャドウイング日本語を話そう初~中級編 「みんなの日本語」両引き辞典 あたらしいぎのうじっしゅうせい
9784874243541 実習生テキスト textbook_practice_img01
耳と口と目を使う効果的な学習方法 実践的な部分を抜粋して活用方法 実習現場を意識したロールプレイ

実習生のテキスト

オレンジとグリーンのテキストは「みんなの日本語」
右端に写るのが日本語とクメール語(カンボジア言語)の両引き辞典

カンボジアで1番大きく最も古い歴史を持つ王立プノンペン大学とJICAが無償資金協力をして立ち上げたCJCC(カンボジア日本人材開発センター)が提供するテキストを採用しています。

cjcclogo

最初に両引き辞典の使い方を実習生に教えます

右端にあるのが日本語とクメール語の両引きの辞典。
実習生一人一人に両引き辞典を支給します。
日本の受け入れ企業で働いている時も1人で日本語の学習を続けられます。

実技指導は掃除で実践

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毎朝7時30分から学校で掃除が開始されます。
(カンボジアは、日の出が早い国です。)

月~金 午前7時30分 整列して号令、掃除を真剣に実践します。
月~金 午前7時50分 整列して号令、掃除反省会議の開始
月~金 午前8時00分 班毎に反省点と改善点を報告し発表
月~金 午前8時05分 報告の確認をして、確認と責任を習慣化
月~金 午前8時10分 整列して号令、各自クラスに戻り日本語教育の一日が始まります。

掃除と仕事の共通性に気付く
掃除も仕事も大切なのは生産性を向上させる事だと気付きました。
いかに短い時間で良い結果を出すか?

掃除も仕事も同じです。

反省と改善の繰り返しPDCAの繰り返し徹底反復
時間を区切り、限られた時間の中で生産性を上げ、頭を使って考える。これも日本企業が実践するPDCAと同じ原理。計画し、実行し、結果を分析し、把握する。検証後、改善を計画し再度実践する。短期で繰返すほど、目標に近づく速度は上がります。掃除も同じ事に気付きました。段取りを考え、段取り通り掃除し、結果を反省し改善する。

そこで掃除の後に反省会議を導入。

班毎に掃除を反省する時間を設け改善点を出し合う会議をする事にしました。掃除結果を採点させ、採点結果は各班が担当した掃除場所と見比べて確認します。自己採点を甘めに見積もる傾向が強いですが、厳しい基準を毎朝くり返し求めることで日本式を習慣化させています。

日本語教育指針

日本語の勉強はもちろんですが、人としてのコミュニケーション能力の教育に力を入れております。

受け入れ企業様から求められる人材となる為に、
「伝える力」と「相手が伝えたいことを理解する力」この2点の教育に注力しております。

聞く話すではなく、聴く伝える。

 
受動的に聞くのではなく、実習生自信が主体となって聴く。

形式に縛られた話し方をするのではなく、考えを伝える。
自分自身の考え、感情を相手に伝える力の育成に焦点を充てて主体的に動ける人材を育てています。

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