カンボジアで人材発掘

カンボジアで日本式の人材育成
5S、報連相、PDCA、
全てに真剣に取り組んでいます!

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バカ真面目に人財共育に取り組む送出しです。
↓↓↓ウソだと思うなら中身をチェック↓↓↓
ルールに厳しく人に優しく
弊社方針の根本



なぜ人財共育に、真剣に取り組むのか?

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回り道して辿り着いた答え、だからです。苦労して送出しを立ち上げ、苦悩して人材発掘を続けてきた結果、、
真面目にコツコツが1番。根幹に気付きました。そして方針転換をし今に至ります。

送出し営業で数多くの組合、受入企業の方々と面談しました。テレアポ、飛び込み、DM、FAX、ネット広告、紹介、、、
あの手この手なんでも実践し続けました。日本での営業訪問、カンボジア側での送迎、視察、帯同。全社一丸で取り組んだ結果、  お陰様で良いお客様との出会いに恵まれ何とか人材発掘事業は軌道に乗っています。

数多くの組合、受入れ企業に会って、わかった事実

とんでもなく杜撰な実習生業界、現代の奴隷制度、、、

特に送出し機関の実態は、ほとんど謎に包まれています。
存在の有無が不明な所属機関、(恐らく大多数は存在しない…)
面接の時は日本語が上手な候補生、(普段は施設内で勉強していないアルバイト実習制役の通訳者…)

本当にハリボテが多い業界、、、
砂上の楼閣、、

かくいう我々も同じ業者の一つでした。

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えらそうな事を言えません。同じ穴のムジナです。
お客様が来る時は、北朝鮮の軍隊並みの規律を見せつけ、地響きレベルの大きな声で挨拶。
お辞儀はピタッと全員の動きを合わせ、視察に来た社長、理事長に日本語で質問しますが、質問する実習生いつ

同じ日本語の上手な子。

そして夜の接待、お酒の力でクロージング…

組合の視察が終わり、企業の面接が決まったら、もう一度、実習生候補者に演技指導。挨拶と笑顔とにかく元気。送出し側の母国で技能実習生の業種が有るか無いかは関係ありません。まずは面接を乗り切って採用が決まれば売上利益に繋がる。熟練の学芸会と、美味しい料理、そしてネオン街の若いお姉ちゃんで接待接待…

採用が決まったら、次は所属機関の準備です。入管を潜り抜ける為に書類の準備。所属機関を紹介してくれるブローカーも多数存在します。しかし本当に実在するかどうかは怪しい所属機関がほとんど。書類作成の基準は入管が通れば良いというレベル。一度、弊社も所属機関の住所まで足を運んで確認しましたが住所にあったのは食品工場でなく民家でした…現場の住所は住宅地、企業概要書とかけ離れた現実…

組合宛に郵送する入国書類の準備ができたら、日本語教育。みんなの日本語を使って3,4ヶ月も日本語を教えとけば、後は日本に行った時に何とかなるだろ、どうせ単純労働で働くんだから、言葉も要らないしサッサと送出しちゃえ…

そんな姿勢で続けていれば…

当然クレームが入ります。

色々な問題が勃発

最初に話した雇用条件と異なる賃金を支払う受入れ企業…
安請け合いした組合理事への過度な対応が重荷に…
数字が欲しいあまり、責任の無いブローカーに振り回され、採用者の出ない面接準備…

もうウンザリ
学芸会するのに疲れました。もうウンザリです。お願い営業は止めにします。

求められる送出し機関へ方針転換

企業に求められる送出し機関とは?

組合の顧客である受入れ企業が喜ぶ人材を供給する送出し。

受入れ企業が喜ぶ人材とは?
会社のルールを守り、仕事に真剣に取り組み、日本語が上手な人材。

全て当たり前、の事ですが、当たり前ほど難しいです。

最初に始めた当たり前が…トヨタを始めとした製造業で有名な5S活動!
整理、整頓、掃除、清潔、躾。

綺麗なポスターを学校全体に貼って、常に意識するように指導します。
もちろん、すぐに壁にぶつかります。
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5Sの標語を暗記しても使い物になりません。。。言語力の限界を感じます。綺麗なポスターを壁に貼り付けるだけでは、実習生達は理解しません。口で5S活動の意味を説明しても実践しないので忘れてしまいます。5Sの考え方は素晴らしいのに、、実習生の生活に落とし込んで、習慣にするのが難しい、、、

ホテルから学校へ引越し
考えていても時間だけが過ぎていくので、まずはホテルから学校へ引っ越す事にしました。
カンボジア滞在時は安ホテル宿泊でしたが問題頻発したことを受け学校で先生や学生達と生活する為に移動。
(弊社は4階建ての建物を二棟借りています。現在は50名ほどが教育を受け半分の学生が学校で寝泊まりしています。)

最初に空き部屋に荷物を運び驚きました
スタッフから、『掃除しました。」と聞き部屋に入ると、、、  

確かに髪の毛一つ落ちてません。
埃やザラザラ感もありません。ほんとうに綺麗です。
天井には蜘蛛の巣が…3匹も↓↓↓

荷物を運び込んだ時間は22時すぎ、、、              

悪気は無い。【日本の基準】を知らないだけ ↑JTC実習生

蜘蛛の巣を眺め不安な気持ちで寝入ったのを昨日の事の様に思い出します。

翌日は朝から掃除道具の買い物に出かけます。学校の近くにイオンがあります。カンボジアに進出している日本企業のイオンでは、ホコリ落とし、ほうき、ちり取り、そして雑巾とバケツを買いました。

学校に戻り、早速、部屋の掃除です。天井の蜘蛛の巣を取り払い、天井の汚れや壁の小さな汚れを、
布雑巾で拭き、床を雑巾がけ。気が付いたら2時間以上が経過、、時間は無くなりましたが、清々しい気分
でした。掃除が終わり綺麗になった部屋でゴロゴロ寝転がりながら本を読んでいたら…

「古は小学、人を教えるに、灑掃、応対、進退、、、」
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安岡正篤氏の著書『人物を創る』で朱子の文献を発見しました。朱子学の祖。日本でも古くから人々の教本とし、小学は人格修養に良い教本とし有名。小学の序文「古は小学、人を教えるに、灑掃、応対、進退、、、」。灑掃とは、はらいぬぐう事。掃除。床を掃く、壁を拭う、床を拭く、灑掃をした結果、とても清清しい気分です。更に頭の中もスッキリ

実体験から早速、実習生と掃除を毎朝やってみると…
実習生の笑顔が以前に増して明るくなりました。(もともとカンボジア人は明るいですが笑)
そして以前よりも元気な声が出る様になりました。特に日本語の勉強と限られた時間をプレッシャーに感じ神経衰弱になっていた実習生には効果が高かったです。(ちなみに灑掃は、健康にも良い効果がありますが、ここでは割愛します。)

教える側の人間が率先して掃除をします。自分自身でも掃除をすると様々な気付きを体験し掃除の奥深さ、魅力の虜になりました。独自で作成した掃除レポートを、クメール語に翻訳して実習生に配布し定期的に説明し掃除を実践しています。

体験して理解できた掃除の意義

                       
自分の部屋の掃除を繰り返す内に様々な気付きを得ました。掃除には集中力を養う効果がある事。床を雑巾で掃除する時は無心になれる事。掃除には段取りが極めて重要な事。

掃除を繰り返す内に、掃除時間は段々と短くなっていきました。定期的に掃除するので毎回の掃除が楽になるのと、順序を考えて掃除するので最初に2時間かかっていた掃除も今では20分で終わります。

掃除と仕事の共通性に気付く
掃除も仕事も大切なのは生産性を向上させる事だと気付きました。
いかに短い時間で良い結果を出すか?

掃除も仕事も同じです。

PDCAの繰り返し徹底反復

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時間を区切り、限られた時間の中で生産性を上げ、頭を使って考える。これも日本企業が実践するPDCAと同じ原理。
計画し、実行し、結果を分析し、把握する。検証後、改善を計画し再度実践する。短期で繰返すほど、目標に近づく速度は上がります。掃除も同じ事に気付きました。段取りを考え、段取り通り掃除し、結果を反省し改善する。
そこで掃除の後に反省会議を導入。班毎に掃除を反省する時間を設け改善点を出し合う会議をする事にしました。掃除結果を採点させ、採点結果は各班が担当した掃除場所と見比べて確認します。自己採点を甘めに見積もる傾向が強いですが、厳しい基準を毎朝くり返し求めることで日本式を習慣化させています。

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