カンボジア人財発掘テストでGRITを試してみた
カンボジア人財発掘機関です。
カンボジア人技能実習生の送出し、カンボジア人財育成を行っています。
今回は、
弊社で実験をした結果を報告します。
カンボジア人財に最も必要な資質は何か?
ビジネスで成功する人、
スポーツの世界で競争を勝ち抜く人、
さまざまな業界でトップになる人財には共通した特徴があります。
それがグリットやり抜く力です。
ペンシルベニア大学心理学教授アンジェラ・ダックワース氏がまとめた研究結果。
人間が成功するのにもっとも必要なのは「才能」ではなく、努力の継続、やり抜く力だった。
という内容の本です。
継続は力なり
日本でもふるくから親しみのある言葉、継続は力なり。
しかし継続の重要性をうったえる人は多いですが、継続を科学する人はすくないです。
継続にも質の差があります。ある人はメキメキ上達するのに、
ある人はやってもやっても上達しない、、、両者を分ける原因は何か?といった効果的な継続の方法も紹介されています。
気になる人は読んでみてください。絶対に後悔はしない内容だと私は自信をもっておススメします!
今回は、この本からヒントを得てテストを実施しました。
グリットスケールというテストです。
https://angeladuckworth.com/grit-scale/
↑こちらのダックワース教授のサイトで自分のやり抜く力をテストできます。(英語です。)
本書でも紹介されていたのが、
やり抜く力を測定できるように教授が考えたのがグリットスケール(やり抜く力のテスト)です。
教授がさまざまな人を対象とし検証したところ、
このグリットスケールの点数が高かった人は社会的に成功をおさめる人の割合が高いことが分かりました。
さらに、すでに成功している人だけでなく、学生時代にグリッドスケールを受けて、その後に社会にでて活躍した人々も点数が高かった人たちは成功をおさめる割合が高かったのです。
継続は才能に勝る
弊社も立ち上げの頃は、いろいろな人から勉強させていただきました。
さまざまな協同組合を渡り歩かれた方、海外の現地で送出し機関を立ち上げられた経験のある方、さらに技能実習生を受け入れている企業の方々。
その中で共通するのは、
粘り強さ、根性、必死さ、いろいろな言葉で表現される「やり抜く力」でした。
ある組合では体力測定テストを実施し、最後の一人になるまでテストを終わらせない選考方法をする方がいました。その方が言っていたのも、最後の一人まであきらめずに残った人間は結果的に伸びるし良い人材が多いと。
そこで試験的に弊社でもグリットスケールをやってみました。
やり抜く力が強い人材は人財になる可能性が高い
グリットスケールの点数が高い人材は、技能実習生として日本へ送出してからも企業で人財として成長する確率が高いと思われます。単純な労働力としてだけではなく会社の成長の一翼をになう人財として活躍し、カンボジアに帰国してからも継続して人財として社会に貢献し続けます。
人財育成の精度を上げるためなら、どんなことでも実践して取り入れます。
まずは、
点数を採点して、それぞれの技能実習生の個性を把握しようと思います。
これから先2年後、3年後どんな結果になっていくか楽しみです。
やり抜く力、続ける力をきたえる方法を考えて実践していきます。