カンボジア人財発掘
カンボジア人材が教えてくれない本音3つの決め手とは
カンボジア人材事情3つの決め手
カンボジアの若者が出稼ぎに行きたい国ナンバーワンの人気国は韓国です。
約5万人のカンボジア人労働者が海を越えて韓国の企業で出稼ぎに行きます。韓国では手取り収入で17万円から20万円ほど稼いでいるカンボジア人労働者もいます。
決め手1:人気の背景は賃金の高さ
決め手2:政府間での人材のやり取り
月収30万円以上の手取りを稼ぐ若者もいるそうです。
さらにカンボジアと韓国の労働者の送出しと受入れについては政府間で管理しています。
政府間で人材の行き来をすると中間に入る送出し機関や協同組合など民間事業者が介入しないので、
カンボジアからの出国費用も明朗で労働者の出国費用も低く抑えられています。
そして韓国現地での海外労働者に対するケアやサポートも充実しています。
悪徳リクルーターを排除することにもそれなりに成功しており一定の評価を得ている制度です。
さらに会社や住居の近くに母国語の通訳がいたり、相談窓口も生活の中で利用しやすいよう設計されていたり
韓国政府の外国人労働者に対する政策や対応は段違いに良いらしいです。
韓国に出稼ぎに行けなかったカンボジア人材が数ある国の中から日本を選んでいる悲惨な現実
カンボジアの若者は多額のお金が稼げる韓国を目指す傾向が強いのですが、
カンボジアから韓国に出稼ぎに行ける人材は限られています。
現時点で約5万人です。しかし定員も限られており倍率も高いのであぶれる若者が一定数でてきます。
そのあぶれた若者がセカンドチョイス、サードチョイスとして日本での技能実習生や特定技能として働く選択をします。
決め手3:賃金が上がらない日本の行く末はどうなるのか想像すると、、、
韓国は最低賃金を思いっきり引き上げたり、産業の選択と集中をして目覚ましい経済成長を続けています。
対して日本は過去20年でほとんど賃金が上がっていません。技能実習生の賃金を上げにくい国の経済としての背景が心配でなりません。
日本人の賃金も上がらなければ尚更なのですが今後の将来を考えると暗澹たる気持ちになります。
そうなる前に、、、民間と政府も協力して世界中の見本となる国の良いところをパクッて優秀な人材の確保に動いていきたいものです。
韓国の制度は見習う点も多いと思いますが非正規での外国人労働者の割合も気になる水準で動いています。
日本には日本に合った海外の国との組み方があると思います。
圧倒的な賃金格差の前では義理人情もへったくれもありません。義理人情と生活や個々人の家族は別の領域です。
海外展開も視野に入れて本当の意味で人財を育成できる循環型の仕組みが求められています。
実体験談を基に以下のurlを参考させていただきました。
参考資料
https://diamond.jp/articles/-/287848
https://www.jri.co.jp/MediaLibrary/file/report/jrireview/pdf/11436.pdf
https://rc.persol-group.co.jp/thinktank/spe/hr-data/_materials/pdf/jp/korea_labor-laws.pdf
https://www.jetro.go.jp/biznews/2020/11/ca778d6592aeb0e3.html
https://www.tk-sr.jp/business/asia_employment/korea/index4_01.html
https://en.khmerpostasia.com/2021/03/17/south-korea-provides-50-percent-quota-to-cambodian-workers-in-first-half-of-2021/
https://webmo.co.jp/cl2011e/
2段階面接の実践 カンボジア技能実習生の選考会様子
2段階面接とは?
カンボジア技能実習生の送出し機関が開催している人材選考会です。
弊社では、日本企業からの求人募集を受けた際に人材を集めます。
広く一般から人材を募集しますが、事前に弊社カンボジア送出し機関が事前に面談を行います。
失踪はしないか?
日本に行きたい理由は?
職歴や技能は?
日本企業からの要望に応える為に事前に技能実習生を希望する若者達を集め、
事前に選考会を行います。
技能実習生と面接を希望する組合や企業の方々は、
弊社が準備した面接を受ける時には、候補者にとっては2回目の面接となります。
面接に来る実習生候補の若者は、
事前に弊社にて学力検査と文章テストそして弊社スタッフと面談を行います。
事前面接をする意味は、主に3つあります。
・技能実習生としての適正を検査する。
・母国を離れる本人の覚悟。
・大切にしている家族の同意を確認。
事前面接でも遅刻する若者はいます。
一事が万事、
時間にルーズな若者を弊社は企業様との面接に絶対に呼びません。
氏より育ち、
20才になると人格の矯正は無理です。弊社では、そのように考えます。
日本で働く実習生にも資質が求められます。
日本の実習生を取り巻く環境は常に変化しています。
新機構の基では、今まで以上に日本語の習得と技能の習得が求められます。
今まで1号から2号の移行だけだったのが、
日本語の習得度合いや随時三級試験の結果が求められます。
弊社としても1人でも多くの可能性がある若者を送出し、
3年間の実習期間を通して人財として帰国する若者だけを送出す方針です。
弊社の供給する若者が良い成績を残せば、
管理する組合は実習生の受入れ条件が良くなります。
さらに受入企業も実習生を受入れられる枠が増え、実習生が活躍できる範囲が拡がります。
まずはカンボジア技能実習生の活躍する範囲を拡大する事が弊社の使命です。
その為には、
送出し機関が、送出し国で、事前に可能性のある原石を発掘し、
可能性の高い原石を磨き、資質ある若者だけを送出さなければいけません。
弊社が事前面接で確認するポイント1次選考会の合格基準は3つ
・母国語の読み書き
・計算問題
・文章力で見る地頭の良し悪し
母国語の読み書き
母国語の読み書きができないと、
外国語の習得に必要な時間が多く必要です。
やる気があれば何でも出来る、
私も好きな言葉ですが、やる気だけでは、どうにもならないこともあります。
弊社でも母国語の読み書きができなくて日本語を習得した実習生はいます。
ですが、母国語ができない若者は、やっぱり語学の習得に問題がでるケースが多いです。
母国語の読み書きできない若者は事前に剪定します。
計算問題
数字に対する考え方や計算問題の必要性は説明不要です。
最低でも足し算・引き算・かけ算・割り算の4種類の「四則計算(しそくけいさん)」までを条件としています。
四則計算の他に、ミリやメートルなど単位に対する知識も事前に確認します。
文章テスト
弊社では文章力から地頭の良さを判断する独特の基準を設けています。
あなたは3年後に日本から帰国したら、どうなっていたいですか?
↑
このような質問を5項目に渡って文章で回答してもらいます。
文章の構成力、語彙力、文法の使い方、
文章を書かせるだけで地頭の良さは意外と見破る事ができます。
実習生候補の中には、
文章を全く書けない若者もいます。
文章で回答を求めているのに単語しか書けない若者もいます。
文章力の能力が低い若者は事前に剪定します。
少し脱線しますが、、、
弊社のポリシーは、
ヤル気ある若者は、トコトン応援する
のが基本姿勢です。
なので、ヤル気ある若者で学ぶ意欲ある方々には、教育機会を提供しています。
資質ある若者だけを送出していても、近い将来に人材不足に陥る可能性は考えられます。
弊社では、事前選考会の落選者にも、
なぜ面接に落ちたのか?実習生として日本に行くために何が必要なのか?
一人一人の若者に理由を具体的に説明し、本人達の成長する機会も創造しています。
事前選考会の合格基準は3つ
・母国語の読み書き
・計算問題
・文章力で見る地頭の良し悪し
以上3点を資質検査として実践しています。
その他に事前面接で確認する事が、もう2点あります。
・本人のヤル気
・家族の同意
本人のヤル気と家族の同意です。
カンボジアでは、個人と家族の結びつきが強いです。家族の同意を得られないまま出国するケースは稀です。実習生の家族が、技能実習制度を理解し送出し機関と協力して応援する体制が必要です。
カンボジア人財育成は朝の唱和から始まります。その2
カンボジア人財発掘機関JTCです。
弊社ではカンボジア人財発掘、カンボジア人財育成に真剣に取り組んでいます。
日本人とカンボジア人が共にカンボジア人財の発掘、共育を行いカンボジア技能実習生を送出しています。
次回に引き続き朝の唱和の紹介。
一つ、私たちは
昨日より今日はもっとピカピカに清掃します。
一つ、私たちは
心から湧き上がる笑顔で
元気よく挨拶します。
一つ、私たちは
どんなことがあっても
夢をあきらめない!チャレンジし続けます。
この3つの文章を全員で唱和します。
前回は人財共育と清掃について紹介しました。
今回は2番目の笑顔と挨拶、3番目の夢とチャレンジについて。
いにしえは小学、灑掃、応対、進退の節、、、
弊社では人格共育の根本理念に朱子の小学を取り入れています。
といっても漢字の多い中国古典を暗誦するとか、写経のように書き写すといった教育は行っていません。
知行合一の精神の基に、
行動して経験して体験することに重きをおき型から入っていくことを推奨しています。
毎朝の生活は清掃から始まり、
人間生活の根本を支える清掃習慣を身に付ける日々を送っています。
応対、というのは、
相手に応じて受け応えをするという意味があります。相対する人の気持ちを察して応じることが大切。
相手が気持ちいいと感じる応対とは何でしょうか?
心から湧き上がる笑顔で元気よく挨拶されたらどう思いますか?
心から湧き上がる笑顔には嘘偽りの感情がありません。
泉のように湧き上がる笑顔には真心が宿っており他人を幸せにする力があると我々は信じます。
そして大きな声で元気よく挨拶すると、
挨拶を受け取った周りの人は元気をもらい、職場が明るくなります。
笑顔と元気の良い応対で場を照らす明るいカンボジア人財育成をしています。
人と会ったら、まずは挨拶。
自分から挨拶できる人間が最近は少なくなってきました。
挨拶は当たり前のことに思われがちですが、当たり前の挨拶が出来ない人はとても多いと感じます。
人と相対する時に最初におこなわれるのが挨拶です。
最初に気持ちのいい挨拶をすることで応対のロケットスタートを決め、
清掃で培った小さな汚れも見落とさない注意力を発揮するのが人財だと考え唱和に入れました。
一つ、私たちは
心から湧き上がる笑顔で
元気よく挨拶します。
夢なき者に成功なし
夢なき者に理想なし、
理想なき者に計画なし、
計画なき者に実行なし、
実行なき者に成功なし。故に、夢なき者に成功なし。
吉田松陰先生の言葉です。
夢なき者に成功なし、
人間は夢をもつことで活気にあふれ輝き始めると考えます。
現在は、
日本へ技能実習生として旅立つ若者に日本語教育と人財共育を提供しています。
彼らが、なぜ日本語を勉強するのか?夢や希望を日本に持っているからです。
日本でお金を稼ぎたい、日本の技術を習得したい、日本に行けば人生が変わる。
みんな真剣に日本で仕事をすることを夢に見ています。
日本に行った後はどうなるのか?
お金を手にした後の人生は?
中国やベトナムの多くの実習生が帰国後に定職に就かない現実が多いと聞きます。
日本で大金を稼ぎ、
家族に家を建てて叶えたい夢がかなった実習生の多くは働き続けないそうです。
しかし我々は、
夢や目標を新たに設定し続ける大切さ、
そして決してあきらめない姿勢を確立して欲しい想いから最後の唱和としています。
一つ、私たちは
どんなことがあっても
夢をあきらめない!チャレンジし続けます。
カンボジア人財発掘テストでGRITを試してみた
カンボジア人財発掘機関です。
カンボジア人技能実習生の送出し、カンボジア人財育成を行っています。
今回は、
弊社で実験をした結果を報告します。
カンボジア人財に最も必要な資質は何か?
ビジネスで成功する人、
スポーツの世界で競争を勝ち抜く人、
さまざまな業界でトップになる人財には共通した特徴があります。
それがグリットやり抜く力です。
ペンシルベニア大学心理学教授アンジェラ・ダックワース氏がまとめた研究結果。
人間が成功するのにもっとも必要なのは「才能」ではなく、努力の継続、やり抜く力だった。
という内容の本です。
継続は力なり
日本でもふるくから親しみのある言葉、継続は力なり。
しかし継続の重要性をうったえる人は多いですが、継続を科学する人はすくないです。
継続にも質の差があります。ある人はメキメキ上達するのに、
ある人はやってもやっても上達しない、、、両者を分ける原因は何か?といった効果的な継続の方法も紹介されています。
気になる人は読んでみてください。絶対に後悔はしない内容だと私は自信をもっておススメします!
今回は、この本からヒントを得てテストを実施しました。
グリットスケールというテストです。
https://angeladuckworth.com/grit-scale/
↑こちらのダックワース教授のサイトで自分のやり抜く力をテストできます。(英語です。)
本書でも紹介されていたのが、
やり抜く力を測定できるように教授が考えたのがグリットスケール(やり抜く力のテスト)です。
教授がさまざまな人を対象とし検証したところ、
このグリットスケールの点数が高かった人は社会的に成功をおさめる人の割合が高いことが分かりました。
さらに、すでに成功している人だけでなく、学生時代にグリッドスケールを受けて、その後に社会にでて活躍した人々も点数が高かった人たちは成功をおさめる割合が高かったのです。
継続は才能に勝る
弊社も立ち上げの頃は、いろいろな人から勉強させていただきました。
さまざまな協同組合を渡り歩かれた方、海外の現地で送出し機関を立ち上げられた経験のある方、さらに技能実習生を受け入れている企業の方々。
その中で共通するのは、
粘り強さ、根性、必死さ、いろいろな言葉で表現される「やり抜く力」でした。
ある組合では体力測定テストを実施し、最後の一人になるまでテストを終わらせない選考方法をする方がいました。その方が言っていたのも、最後の一人まであきらめずに残った人間は結果的に伸びるし良い人材が多いと。
そこで試験的に弊社でもグリットスケールをやってみました。
やり抜く力が強い人材は人財になる可能性が高い
グリットスケールの点数が高い人材は、技能実習生として日本へ送出してからも企業で人財として成長する確率が高いと思われます。単純な労働力としてだけではなく会社の成長の一翼をになう人財として活躍し、カンボジアに帰国してからも継続して人財として社会に貢献し続けます。
人財育成の精度を上げるためなら、どんなことでも実践して取り入れます。
まずは、
点数を採点して、それぞれの技能実習生の個性を把握しようと思います。
これから先2年後、3年後どんな結果になっていくか楽しみです。
やり抜く力、続ける力をきたえる方法を考えて実践していきます。
カンボジア人財育成は朝の唱和で始まります。
カンボジア人財発掘機関JTCです。
弊社では人財育成に真っ向勝負で取り組んでいます。
今回は毎朝の人財育成の取組み内容の紹介。
毎朝7時25分に全学生が学校のロビーに集合して、
3つの唱和を行い一日がスタートします。
一つ、私たちは
昨日より今日はもっとピカピカに清掃します。
一つ、私たちは
心から湧き上がる笑顔で元気よく挨拶します。
一つ、私たちは
どんなことがあっても
夢をあきらめない!チャレンジし続けます。
この3つの文章を全員で唱和します。
毎朝の習慣として刷り込み
習うより慣れろの精神で、頭で覚えるよりも身体で覚えるために毎朝の清掃の前に全体唱和を行います。
口で説明しても頭で理解するのはとても大変です。まずは文章の意味が分からなくても何度も何度も刷り込みます。すぐに理解はできなくても、日本で働く時に思い出して後々に理解をしていけば良いという姿勢で取り組んでいます。
カンボジアでは1980年代にあった内戦の影響で、
国家の経済発展が著しく出遅れ、東南アジアでも最貧国になりました。そのために教育レベルがあまり高くない人財が大勢います。
しかし、彼らの持つポテンシャルは人財と呼ぶに相応しい資質を秘めています。
親兄弟を愛し、周りの人ととの調和を貴び貪欲に成長したいという気持ちを持っています。
昨今の物質面で豊かになった先進国諸国の人々が失った古き良き時代の支えあう人間関係の良さを無意識レベルで持っています。
古き良き時代の人財を形成した人財教育
日本の奇跡的な経済発展を実現させた古き良き時代の教育を取り入れ共育に励んでいます。
古き良き時代の教育とは?
戦後の日本経済は奇跡的な成長をとげました。人類史でも例がないほどのスピードと規模でした。その経済成長を支えたのは、成長する前の時代にたくわえられた人間力だと我々は考えます。特に安定していた江戸時代に各地各藩で醸造された人間教育です。
主に武士階級などで盛んに学問された儒学。孔子の論語、朱子の大学小学、王陽明の陽明学などです。
その中でも小学は人格形成の為に体系化された文献として有名です。
小学とは中国の儒家である朱子が膨大な古典の中から抜粋して、
人格教育に必要な範を体系化して弟子に授けたのが小学です。
朱子の小学は序文
いにしえは小学、人を教うるに、灑掃・応対・進退の節、
親を愛し長を敬し師を尊び友に親しむの道を以てす。
人を教えるのに、灑掃、応対、進退の節と始まります。
灑掃(さいそう)とは清掃の事で、水をそそぎチリをはらうという意味です。
拭き掃除や掃き掃除を指します。
人間生活の根本原則を支えるのは清掃、身のまわりを清潔にすることから始まります。
日本の製造業で有名な行動指針に5Sがあります。整理、整頓、清掃、清潔、躾。
清掃は5Sにも組み込まれていることから重要性の高さは色々な場面で実証されています。
そして我々は5Sの核は清掃だと考えます。
街の景観が汚れると犯罪レートが増す
割れ窓理論という環境犯罪学の理論があります。
街の割れ窓を放置すると軽微な犯罪が増え、割れ窓も増え、重大な犯罪も多発するようになる。
逆に街を清潔に保ち、割れ窓や落書きのされた壁などを塗りなおしたり綺麗にすると犯罪レートが下がった研究結果がでています。
人間は環境に影響を受けやすい生き物です。
腐ったみかんではないですが、汚い環境では汚い人間性が増殖され、キレイな環境ではキレイな人間性が増殖されるそうです。
灑掃することにより、身のまわりの環境を清潔にすることで、そこで生活する人間の精神面も清潔にすることができます。
清掃が人間生活に良い影響をもたらすのは当たり前の話ですが、当たり前を徹底することで人財の土台を作ろうと我々は取組んでいます。
3つの唱和の最初はピカピカに清掃します。
人間生活の基本のキは清掃。
身のまわりの環境を清めることから始まります。
昨日より今日はもっとピカピカに、
この文章の背景には人間の持つ素晴らしい能力、向上心を強化するために、昨日よりも今日はもっと、と付け加えています。
ピカピカという表現を使うのは、
日本語の持つ独特な表現を学んで欲しい気持ちから擬音語を入れました。
一つ
私たちは
昨日より今日はもっとピカピカに清掃します!
毎朝の唱和で学生の習慣として根付かせています。
カンボジア人財発掘で田舎に潜入 旧正月編
先日カンボジアの友人が首都プノンペンから故郷のコンポンチュナンに帰省するというので故郷に一緒に連れて行ってもらうことに。以前からカンボジア人財の若者達が住む田舎に興味があったので日常生活の視察を兼ねて田舎に潜入してきた。
カンボジア人財は田舎出身者が多い
カンボジア人財は、街中よりも田舎出身の若者比率が圧倒的に高い。首都プノンペン出身者はコンクリートジャングルで暮らし技能実習生として求められる職種を希望する人財が少ない。ほぼ皆無だ。逆に田舎出身の若者たちは働き者が多い。理由としては小さな時から家族の貴重な労働力の一員として家畜の世話をしたり、家業の農業を手伝ったりしており手先が器用な若者も少なくない。幼少期を自然の中で過ごすために感受性にも優れ人柄も純朴で、正にカンボジアの人財だ。
旧正月を祝うカンボジア人財
ちょうど今の時期は旧正月。実はカンボジアでも旧正月を祝う人々がいる。中国系カンボジア人やベトナム系カンボジア人たちだ。ちなみにカンボジアの正月は4月。4月の14日と15日と16日が、カンボジアの正月。12月31日は日本系の企業でもなければ休みではなく普通の日常が流れていく。1月1日は正式な休日だが2日からは通常営業が多い。
カンボジアには中国系カンボジア人やベトナム系カンボジア人が数多く存在する。
商売を手広くやっているのは中国系カンボジア人やベトナム系カンボジア人が多い。彼らは旧暦にしたがい旧正月には家族や身内が集まってお祝いをする。中国系カンボジア人が商売に熱心なのはDNAに刷り込まれているのか?以前にも何人か中国系カンボジア人に会い話をする機会があったが、金儲けの話が好きな人ばかりな気がする笑。日本に住んでいる中国人も金儲けが好きだがカンボジアに住んでいる中国系もおなじくだ。よく日本では中国人の事を拝金主義だと嘲笑するが、いざ目の前にすると清々しいほどの拝金主義で、むしろ純粋に仕事好きと感じる。私は無気力な人よりもバリバリ金儲けするぞって中国人の方が好感が持てる。でも一緒に仕事をしたいかどうかは別だけど笑
ベトナム系も中国の流れを汲んでいるので商売上手な人々が多い。飲食店などスモールサイズのビジネスでの成功者が多い。
カンボジア人財には正月が3回ある?!
カンボジアには正月が3回あると表現される時がある。1月1日と旧正月と4月14,15,16のカンボジアの正月。しかし本来は純粋なカンボジア人に旧正月は関係なく、国家としては1月1日と4月の正月だけ、しかし中国系の会社が多いカンボジアでは旧正月は自然と休みになる傾向が強い気がする。
今回はベトナム系カンボジア人財の実家で旧正月に参加
プノンペンから車で2時間、コンポンチュナンにある友人の実家に到着。到着した日は夜も遅く晩御飯をいただき早々に就寝。
翌日は朝からカラオケ機材の準備、準備ができると早速にマイクチェックだ。カラオケのテレビはi-phoneで代用。youtubeに繋ぎ音源もyoutubeから調達、色々な曲のカラオケ版がアップロードされてるので簡単に即席カラオケが出来上がる。
カンボジア人財は、とにかく家族想いが多い
カンボジア人財は家族思いの若者が多い。日本に技能実習生として旅立った人財は日本で受け取った給料の大半を家族に送金する。カンボジアの田舎では家を60、70万円ほどで建てる事ができる。カンボジア人財は国内で働く場所が少なく地方や田舎に住む若者たちは子供を両親に預け出稼ぎに行く例は非常に多い。隣国であるタイや、東南アジアで工業国として発展しているマレーシア、さらに中国や韓国に働きに出ている若者はとても多い。職種としては、建設、溶接、縫製、ハウスキーパーなどが主流だ。
カンボジアの田舎には若者が少ない
今回カンボジア人財である友人の親戚で、学校の先生をしている方と話す機会があった。彼と英語で話していると驚く事実を聞いた。カンボジアの地方では子供と老人しか住んでいないと嘆いていた。理由としてはカンボジアは国内産業が未熟であり、身近なところで人財が能力を発揮できる場所、仕事が無いために海外に出稼ぎに行く若者が少なくないとの事。確かにカンボジア人財はアジアの様々な国へ働きに出ており母国に帰国したかと思えば再び出稼ぎに出る若者も多い。
カンボジア人財は家族と飲んで食べて踊る
友人の実家に着いた翌日は、昼頃から親戚がゾロゾロ集まりだした。急にテーブルの上に料理が増えてきたかなと思ったらビールを渡されて乾杯。飲んで食べて踊って飲んでの無限ループ開始だ。私は飲めない酒を無理矢理のんで1日に3回寝るという新体験をした。飲んで食べて歌って踊って飲んで寝て、起きると飲まされ食べて踊って歌ってが永遠と続く。ちなみに私はBeginの島んちゅぬ宝を歌ったが受けは良かった。合計5回以上は歌わされた。
カンボジア人財はとにかくビール
カンボジアの人は、とにかくビールビールビール、昔の日本と同じだ。とにかく乾杯が好きで、何かあるとすぐに乾杯。よく日本からの企業をアテンドする際に昭和初期の日本みたいだ!と感想をいただく。高齢の日本企業の社長や会長が口を揃えて言う。確かに昭和初期に生まれた人々の指摘どおり飲み方や人間も昭和初期のままだと思う。人々は純粋でシンプルだ。もちろん全ての人が良い人なわけはないが、田舎に住む人は純朴で素直な人財が多く、言葉で通じ合えなくても苦しくなく心地よい雰囲気が漂っている。
カンボジア人財は家族や親戚で輪になって踊る飲む老若男女かんけい無し
お酒がまわってくると次はカラオケとダンス。老若男女かんけいなく皆んなが輪になって踊る。動画も撮ったが、一部の映像は個人の名誉を著しく傷つける内容と考えられるので自重します。最近の日本では見られない光景がカンボジアではまだまだ見られる。例えば、変な羞恥心や恥ずかしげ無く年齢関係なく子供も老人も同じように踊り同じように笑う。日本では3世代が輪になり踊る光景を見る事が無い気がする。もちろん普段は集まって飲むことは少なく特別な日と言う感情が、楽しくさせているのだと思うが、とにかく全員が仲が良い。日本では核家族が進み人間関係の距離が遠くなっている気がするが、カンボジアでは助け合って生きなければいけない現実から好き嫌いを言う前に寄り添うのだと思うが、日本人の私からすると羨ましくなる家族の形だ。親を敬い兄弟は仲良く子供はわがままを言わず家事を文句いわずに手伝う。物質で溢れているが精神が弱くなっている日本と、物質が足りていないが精神が豊かなカンボジアという対比を感じた。カンボジア人財は持ち前の純朴な人柄で日本企業を明るく照らす存在として輝けるだろうと確信できた潜入だった。
最後にカンボジアの田舎で1番驚いたのは、、、
話が脱線しまくって、とりとめも無くなってきたので最後にカンボジア生活の日常を紹介。
このスペースは、ユニットバスの風景だ。ちなみに紙は無い。左手にあるかめの中の水を使う。大をしても小をしても水瓶の中から水を便器に流し込むと流れていく仕組みだ。昭和初期を知っている方からすると何も驚く光景ではないが平成を長く知る者としては驚く光景だった。
トイレは溜まると溢れるらしい、溢れると汲み取りの業者を呼んで汲み取ってもらうとの事。どれくらいで一杯になるのか気になり尋ねると、、5年くらいだと回答。ちなみに身体を洗う時や髪を洗う時も同じスペースで洗う。右下に見える白い物体はシャンプーだ。私も髪の毛と身体を2回洗ったが手桶を使って洗い流す。今の時期は少し肌寒いのでヤカンで湯を沸かし、熱湯と水を混ぜて使った。大便は挑戦したが腸が緊張して言う事を聞いてくれなかった。